どーせの制度!?_____ 使ってみると不思議がいっぱい!!! どうしてかな   
注:千葉県在住者の経験によるもの(福祉制度は地域により手続きや内容が異なることがあります)

(2001.1.13.update)

市町村によって制度が違うことは知っていたけれど、
同じ県内でもずいぶん違うことを実感。
転出入での出来事を含めて、記します。
(以下文中、転居前の居住地をB市、転居後をA市とします)

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|必要事項| |医療費助成| |配食サービス| |タクシー券| |障害年金| |扶養年金|

 |その他| |福祉のしおり|

*必要な手続きをたずねる

転出前
担当の障害支援課にたずねると、手当などを止める書類が必要になるという。
最初、出かけなければならないと思いこんでいたが、
電話連絡で必要書類を郵送でもらい、記入して返送することで手続きは完了。

転出先
電話で担当の障害福祉課へ。窓口には、どうしても出かけなければならないという。
転入届けと同時でなくてよいかたずねると、一緒の方がいい、とのこと。
仕方ない、同時は無理にしても、ここは出かけるしかないようだ。

住民票の移動、国民健康保険の手続きは、近所の出張所でできる。
医療費助成やタクシー券の手続きも、新規以外ならできるという。
需要が少ないから、受け入れ体制ができないのかもしれないが、
それならいつまでたっても状況は変わらないだろう。
ハンデがあるから制度を受けているのに、
そのために時間やパワーを使い、手続きに行かなければならないのは、変だ。
もちろん、市により違う福祉制度の説明や担当の雰囲気を知る機会でもあるし、
あちらも、代理人でも来てもらってその人の状況を把握したいと思うのだろうが。

A市役所へ出かけた時に必要だったもの
身障者手帳、健康保険証、印鑑、年金証書、
助成金を受け取る銀行口座の通帳(番号がわかるものでも可)
心身障害者扶養年金を納めている(払っている)場合、その証書も必要だろう。

うっかり通帳を忘れたために、その日に手続きが済まなかった。
来てくださいといわれるが、出直せないので、郵送でいいことになる。
こういう時、すぐに返信用封筒(但し切手はナシ)を出してくるA市。さすが。
でも、出直せないことを強く主張しないと郵送にならない点は変わらない。
尋ねたりする際には、やはりパワーが必要になりそうだ。

どちらの市でも、 自分がどの制度を利用しているかを把握していたため
比較的スムーズに話しがすすんだ。
ただ、心身障害者扶養年金は例が少ないらしく、担当者でないとわからないようだ。

市役所への便
B市へは、1時間に1,2便のバスか、曜日により日に2便無料バスがあり、それで出かけていた。
A市は、最寄り駅から徒歩15分ほど。1時間に1,2便のバスもあるが、渋滞で時間が当てにならない。
やはり、出かけるのは一仕事。

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*重度心身障害者医療費助成

こんな制度
身障者手帳1,2級の場合、医療費の領収書を添付し申請すると、
支払った医療費の全額(ただし薬剤負担金以外の端数切り捨て)が戻ってくる。
月ごとに、医療機関1ヶ所につき1枚の申請書が必要なため、
常用薬があり通院している場合、院外処方だと月2枚の申請は確実に必要となる。
県や市により、近隣の医療機関なら支払わなくてすむところもあるそうだ。

新規手続き
振込むための銀行口座を用紙に記入し、
身障者手帳と保険証のコピーと共に提出することになる。

同じ制度でも
渡された申請用紙を見て、A市は厳しいと感じる。
項目の数、内容とも違うのだ。

A市に来て必要になった項目
申請者の受診者との続柄、受診者の生年月日・年齢・性別(首を傾げる)
健康保険の種類・記号番号・発行機関の名称と所在地、
身障者手帳の等級・交付日(番号はB市でも必要だけれど、ここまで必要?)
振込先銀行名・口座番号・名義人

変更する時のために欄があるのなら納得できるが、
最初に手続きしても、毎回この項目を書かなければならないのだろうか。
B市がアバウトだとは感じていたけれど、極端に思える。
添付する医療機関の領収書も、
レシートの場合はこういった項目を書いてください、と見本がある。
受診者名、保険の総点数、保険適用の自己負担金額、薬剤負担金額。
B市では、受診の翌月に証明書を医療機関に書いてもらうのが原則だったが、
私は自分で保険点数をきき、他の必要事項も落ちなく記入することで受けてきた。
毎月数枚は書く書類、書かなくてすむ項目があるか尋ねなくては。

申請は診療月より2年以内にしてください、A市の用紙にある。
説明があるなんて親切。2年前までの分なら、助成を受けられるのだね。

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*福祉タクシー券

いいけど不便
初乗り分の金券という感じで、何も書かずに渡すB市と違い、
住所・氏名・障害種別を自分で記入する欄があり、
全額を券と共に支払った後、半額(上限1200円)を銀行に振込むシステム。
タクシーで支払う際にもたつかずにすむが、振込まれるまで時間がかかる。

このA市の制度に、不安を感じる。
料金が支払われたのなら、タクシーにとっては市に請求する分が手間になる。
手続きを忘れられても、利用者もチェックできないだろうから、
そんな風に、制度が無駄になることもあるのではないだろうか。

使えるタクシー会社が限られている。
市内と近隣のいくつかの会社、個人タクシーで使える点は同じだが、
勤め先の最寄り駅では、複数のタクシーで使えたB市と違い、
A市の券では個人タクシーを選ぶしかない。
日常に困っている人のためだから、近隣でしか使えないのだろうか。
活動的な障害者ほど、大変な思いをする。

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*配食サービス

こんな制度
老齢・心身障害や傷病などにより、食事の調理が困難な方のため
ひとり暮らしや高齢者および身障者のみの世帯に、
夕食を宅配する制度があります。
料金は事前に1食につき600円、10枚単位になったチケットを買って、支払います。
平日、毎日または曜日を決めて利用するものです。
配達時間は午後3時〜6時の間、
不要の時は、前日の午後3時までに業者に電話連絡すればいいとのこと。
申請書を市の福祉課に出すと、業者が調査にきて、
それからサービスが始まるそうです。

体調が悪い時やけがなど、急に利用できないものかと思い、尋ねてみると、
今までにそういう申し出がなかったが、
必要なら、申請を出しておいて、不要の連絡をすることもできるとのこと。
でも、あまり長い期間止めておくのもどうかと思うし、
申請から事前調査まで2週間ほどかかるということで、
緊急事態に対してはにあまり役にたちそうにない。
自費で頼めば調査が不要になるが、配達時間を考えると、勤め人は難しいだろう。
勤めていて体力的にいっぱいという人へは、無理なのかなあ。
因みに、容器は次の配達の時に回収するという。
コンビニや食材配達会社の食事配達と違って、ゴミにならないのがいい。

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*障害年金

年金課にて
社会保険庁へ出す住所変更/金融機関変更用の葉書を説明付きで渡され、
台帳へ記入し、証書のコピーをとられた。
収入がある場合、前の居住地の納税証明が必要と言われたが、
たまたま1月1日にA市に住所があり、住民税の申告はA市にすることになるため、その申告をすればいいということになった。

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*心身障害者扶養年金

受け取っている場合は、引き続き前の居住地から振込まれるため、
住所変更をB市に出せばいいとのこと。
納めている場合は手続きが必要なようだ。

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*その他いろいろ

個人データを記入する用紙を書いて印鑑をおした。
身障者手帳の住所を変えて印を押してもらった。
私の住所などのデータを打ち出した用紙を係の人が持っていた。
台帳のようなものに、記入していた。
他に、身障者更正?という題の用紙に何やら書きこんでいた。
(私は更正の対象らしい)
地区の担当者はH氏だと説明された。
福祉のしおりを渡された。

カウンターには、福祉会会報や福祉のしおり、施設案内の点字版がおいてあり、
介護タクシーや配食サービス、有料道路割引の説明のチラシなどがあった。
B市は場所が狭かったせいか、当事者に必要な情報はあまりなかったっけ。

B市では、子どもだった私の代わりに親が手続きをしたはずだけれど、
ここで障害者の烙印を押されるように感じる人もあるのではないだろうか。
登録は必要なこととはいえ、私自身、あまり気分のいいものではなかった。

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*福祉のしおり

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