最終更新日:2004/05/31 [↑もどる]

*薔薇

なぜだか薔薇の花が気になって、道々で捜すともなく見ている。
あの通りには、オレンジピンクの花が満開のアーチ、
斜向かいには、真っ赤と、白とのつる薔薇のコンビ、
あのお宅には、きれいなピンクの花…、
案外たくさん、しっかりと、それぞれきれいに咲いている。
花びらがまるい、やさしい感じの花が好きで。
今は土が身近にない暮しだけれど、いつか育てることができたらいいな。
(04.05)

*心のクセ

人それぞれにあるクセ。モノの受け止め方、感じ方は、心のクセ。
私のクセは、かなしみに敏感で、時にいろいろなことをかなしみに替えること、
ついついまっすぐにしっかりとモノを見て受けとめること、
足りないものの方へ視点が向くこと。
だから人といる時は、何気なく感じるような、楽しさやうれしい気持ちを、
なかなか感じ取れなくて、ふわっと伝えることができなくて。
マイナスの面を伝えてしまうことを怖れて何も言えなくて。
時にかなしみにとらわれ過ぎたりもするけれど、
それが私なのかもしれないね。
楽しさやうれしさがにじみ出ている人や、
褒め言葉を何気なく口にできる人をうらやましく思うけれど、
それは才能のある人に任せることにして、
自分や人がかなしみに迷うことのないように、
私の持ち場をつくっていきたいな。
(04.05)

*がんばって

言われた人が反論している。
最近はその声の方が優勢になった。
「いつも頑張っているのに、これ以上頑張れというの?」
そう、言われてつらい時、あるよね。
だけど、いつも、そうなの?
励ましや、相手に関わろうという気持ち
がんばってという言葉にこめられた、そんな気持ちも一緒に拒絶していたら、
どう関わっていいのかわからなくなるじゃない。
ことばの中の気持ちだけすくいとれば、
自分に光を当ててくれるもの。
それを感じたなら、抱きしめたいくらい、大切なことば。
(04.03)

*立ち止まる

危険な回転ドア、という、ここ数日のトップニュースに、なにか、もやもや。
動きに合わせられない人は、使いたくないといい、
危険にに気づいている人もいるのだけれど、
その思いは設置した方には伝わっていない。
センサーが反応しすぎるから、設定を変えるなんて、
他の方法を考えなかったのかと不思議に思う。
どちらにしても、危険を感じた人が、ドアの設定をする人が、
立ち止まらずに、まあいいかって思っていたから、ではないかなあ。
子どもは思いがけない行動をすることがあるし、
もののはずみでぶつかったり転んだりすることは誰にでもある。
そのことにどれだけ関心をむけているか、
それによっては、何かが違っていたかもしれない。
このままただ回転ドアの使用を止めたり、
国で基準を設ければいいという方へ流れていくのは、残念。
(04.03)

*ピンク色

なぜだかこのところ、ピンクに心惹かれる。
少しオレンジがかった淡いピンクは、私には似合わない。
こどもの頃に母が編んでくれたカーディガンの色、
思い出深い色だから、そばに置いておきたいのかもしれない。
そうして、薄いショールを手に入れた。
濃いピンク地に白で桜柄が描かれた印伝の小物。
地味だけど華やかな、その美しさにみとれていた。
春先だけ、そのポーチを使いたいと思いながら、迷っている。
桜の時期まで、少し間があるけれど、少しずつ日も長くなってきて、
桜の樹もほんの少し、春を感じはじめたかもしれないね。
(04.02)

*この一年

年末は一年を振り返る時期だけれど、
まとめてしまうと何かを忘れる気がする。
そう、今年は大きな出来事よりも、小さなたくさんのものに出会った気がして。

戦争、大地震、かなしいこともたくさんあるし、
嫌な事件もいろいろ起きているけれど、
大多数の人たちは、当たり前に過ごしている。
騒ぎに気を取られて、何かを見落とすことのないようにしたい。
(03.12)

*木の実

元気に枝を張る大樹のそばは気持ちがいい。
黄色に色づいた葉を少し落したいちょう並木の下には、
ぎんなんが たくさん落ちていて、拾う人の姿もあった。
やはり大樹の下、何かあると思ったら、
やせっぽちのどんぐりが散らばっている。
しいの木かしら。思わずいく粒か拾った。
何だかそれだけで気持ちが柔らかくなったみたい。
本格的な寒さの前の、つかの間の安らぎ。
(03.11)

*パソコンとともに

windows98が発売になった時に始まった、PCライフ。
メーリングリストへの参加、HP作成と次々広がった。
それからもう5年になるんだね。
最新のソフトを入れると、パソコンもアップアップしてしまうけれど、
重篤なトラブルが起きることなくきているし、
のんびりやっていくには、これで充分なんだけどなあ。
win98のサポートもなくなって、のんびりしていけないのかなあ。
道具に追われるなんて、おかしいんだけどなあ。
5年の間に、ファイルもごっちゃり。
捨てきれなくて、しようがなくて。
(03.09)

*闇との対話

数年前に知って、ぜひ参加したいイベントの情報を得たけれど、ああ、またすれ違い
8月下旬に新宿で行われていたなんて。
闇との対話、ということで新聞に掲載されていたのは、
闇の中を歩いたりして、最後にワインを楽しむ催しとあった。
視覚障害を体験するため、アイマスクして歩くことはあるけれど。何か違う気がしていた。
見えないことは、不安や危険や不自由だけではないはず、
一つの感覚が閉じることで、他の感覚が開くかもしれないのだから。
見える人は不自由で前に進むのも躊躇するけど、
視覚障害の方にとってはいつもと変わらない風景に変わらぬ動きをする、こんな逆転の機会めったにない。
私は不自由する方だから、リードしてもらいたくて。
今度はぜひ事前に開催を知りたい。
(03.09)

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