一時停止

update 2000年

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自宅ならば、すぐに休めるから、無理して動くことはないけれど、
外にいると、ちょっと動きすぎることがあるためか、
脳貧血をおこして、暫く休息が必要になることがある。
いわば身体からの一時停止信号。そんな時の経験談など。

デパートにて

◎某有名百貨店
しゃがみこんだ私に、店員から声がかかる。一緒だった母に、対応は任せた。
大げさなことは嫌いなのだが、担架で医務室に運ばれる。
医務室は、一番奥と思えるところにあり、周りを囲まれてあまり空気がよくない。
外にいた方がいいんだがなあ、と思いながら、しばし休息。
デパートの営業時間が終わる。そろそろ大丈夫と思えたので、辞する。
すると、外まで男性社員(責任者らしき人)ほか2,3人が送ってくれて、最敬礼。
さすが。でも、私は苦手だ…。

◎専門店街
外の空気を吸いたくて、エスカレーターを降りていたが、途中で停止。
恐れていたことに、すぐに店員から声がかかる。
休めば大丈夫ということは伝えるが、向うの都合で対応しようとする。
近くにいる店員は、判断ができなくて、しばらくいなくなるし、
しゃがんでいる方が楽だというのに、椅子を持ってくるし、
気がつくと、毛布にくるまれている。(病人だとアピールしてるみたい)
年かさの2人が現れ、医務室まで連れていってくれることになったが、
私の両脇を支える姿勢がとても危うい。

そして、家に連絡をするという。
当時は実家にいたが、誰もいないと言おうかと思った。
家に連絡をすれば、両親ともやって来ることが予測できたから。
休んで一人で帰れば、食事が待っている。けれど、母が来ることになると、母の負担になるから。
そして、車を運転できる父は、具合の悪い私や他人といることを好まず、きっと一人では来ない。
ただ、本当に一人だったら、間違いなく救急車を呼ばれたと思う。

結局、連絡してもらい、母が現れ、私は車椅子で駐車場まで運ばれて、帰途についたのだった。

そこは、若者向けの専門店街だが、こういう時の対応に慣れていないのだと、つくづく感じた。
多くの人がいる場所なのに、と、私には信じられなかった。

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駅にて

事務室

電車内で具合が悪くなると、たいてい降り、人通りを避けて、しゃがんでいる。
動かない方がいいことなど、駅員に知られると、ホームの事務室で休ませてくれる。

ちいさな駅で、冬、ストーブのついた部屋の空気に耐えられなくて、外に行ったことがあった。
帰宅ラッシュの時間、次々来る電車の対応に追われ、駅員は部屋に戻る間もなく、
外に出て、この方がいいという私を気にかけながら、仕事をしていた。
落ち着いてから、電車で帰途についた。

おおきな駅の事務室は、ソファーもあり、横になれる。
数人の駅員が時折入れ替わり事務室に戻ってくる。
さりげなく気にかけてくれる対応が心地よい。
__ 以上はJRでの話。さすがに、人が大勢行き交う場所なりの対応だと感じる。

ホームに駅員のいることが少ない私鉄では、なかなか駅員に出会わない。
私の場合、命に別状があるわけでないが、別状があったらと考えると、怖い。

◎伝言

駅での待ち合わせをしていたが、途中で一時停止。
少し落ち着いてから、駅で伝言を頼む。
伝わったかどうか、もう一度電話してくださいという、営団地下鉄。
受け取りっぱなしのJR。
対応は様々。

伝言が伝わらないことがあったし、今はPHSを持っている。
月々の使用料980円で、通話先3ヶ所限定(受けるのはどこからでも)の安心だフォン
DDIの回し者のようだけれど、ふだんPHSからかけることは少ないし、
家などの緊急連絡先もまあ3ヶ所あれば足りるし、
それとは別に110番と119番にかけられるので、何かあった時は事足りる。
え?待ち合わせの人と連絡する時はどうするって?
時間にあまりにも遅れたら、かけてもらう。
だって、具合の悪い時に電話…する気力はあるけれど。でも、そのくらい頼ってもいいでしょ。
それに、公衆電話もないようなところへはあまり行かないし。
電話は受ける側のペースに関わらず入るものなので、苦手です。

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救急窓口

土曜日に頻脈が止まらず、某公立病院へ行くべく、まずは電話。
救急の看護婦へ回されたので、カルテ番号、症状などを伝え、OKとなる。
そして、一人でタクシーで行った。
救急の窓口で、診察券を提出、処置室前のベンチで待つよう指示される。
待つことしばし。くたびれてきて、まだか尋ねようと思った時、呼ばれる。
一人でひっそり(?)来たので、大変だと思われなかったのかも…。

心電図を着けモニタし、処置は注射のみ。
(因みに、救急担当の医師では処置法がわからず、循環器医が処置)
30分ほど様子を見て、大丈夫ならよし、という話し。
待機する部屋(?)へ、ストレッチャーで移動。
時間が経っていったが、自分でも何かまだいつもと違っていたので、しばらく休んでいた。
それにしても誰も来ない。モニタが着いたまま帰れないし。
様子を見に歩いて行ったら、看護婦が来た。
歩いた時、脈が跳ね上がったそうな。
しばらくして、医師が帰ってもよいと言っていると看護婦が伝えに来る。
それも、落ち着いた(多分横になっている時の)心電図を見せて。
悠さんがいいと思ったらでいい、そんなふうに言われたけれど、不安を煽られた後にそう言われても…。
迷いつつ、でも、ここにいても何もならないようなので。

窓口へいくと、休日は会計が開いていないので、預り金5000円と言われる。
なければないでいいのかもしれないけれど。疲れていたので言われるままに。
でも、また平日に出向かなければならないと思うと、憂鬱になる。
代理人でもいいとは思うけれど。そんな人がある人ばかりではなし。
受付事務がいるのに、どうして会計がいないんだろう。

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