伝えたかったこと
2008/03/ up [もどる↑]

研究会の連携医療の話題へ

患者の立場から、的確な医療を患者とつなげるにはどうしたら、と考えます。患者に知識があれば専門医のところへ行かれますが、たどり着けないことがあるので、それを減らせたら、と思うのです。
普通は心臓のことなら循環器科へ行けばいい、専門家だからなんとかなると思っています。私は体調を崩して近所の循環器外来へ行ったら心電図も取られずに返されそうになり、その医師が腎臓専門だったと知り驚いたことがあります。心臓が専門でも、標準型には対応できても、個性的でリフォームしたのはわからない。そういうことを知らない、無知なんです。知るきっかけもなかった。
病気仲間が身近にいなければ、今の医師が病気に合わなくても動くことを思いつかなかったり、心臓が専門なんだから知っているはずと思い込んでいたりして、きっかけがなければ自分に合う医師を探すことができない。問題が起きてから気付くのです。的確な見立ての有無で生活の質も変わってくるもの、それほど大事なことだったのだと。
数年のうちに酸素が欠かせなくなった人はこういうことが起こるのだと知ってほしいと期待します。気持ちのやり場がなく、専門家である先生に気持ちが向かいますが、本当の願いは的確な見立てができる医療を受けられるようにしてほしいということ。手に負えないことは気軽に詳しい方のアドバイスを受けることができたり、テレビ電話などを使い専門医に診ていただけるようになればいい。患者が自分で判断できるだけの知識を伝えることでも違ってくるでしょう。医師だけでなく若い患者にも自分の経験を知ってほしいという方もいます。患者にできることもあると思います。

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